ものづくりマイスターの認定、登録
厚生労働省「ものづくりマイスター制度」では、建設業及び製造業における111職種を対象に、優れた技能と経験を持つ「ものづくりマイスター」が技能検定や技能競技大会の課題等を活用し、中小企業や教育訓練機関の若年者に対して実技指導を行い、効果的な技能の継承や後継者の育成を行っています。
また、小中学校等での講義や「ものづくり体験教室」等により、ものづくりの魅力を発信しています。

ものづくりマイスターの認定要件および対象分野
次の3つすべてに該当する優れた技能、経験を有する方をものづくりマイスターとして認定しています。
1 技能検定の特級・1級・単一等級の技能士またはこれと同等の技能を有していると認められる方、技能五輪全国大会の成
績優秀者(第3位まで)のいずれかに該当する方
2 対象職種に関する実務経験が、(1)の認定基準に定める資格取得、入賞、表彰、認定等の時点から5年以上ある方。
3 認定対象職種に関する実技指導経験が、認定基準に定める資格取得、入賞、表彰、認定等の時点から3年以上ある方。
((2)の実務経験期間と重複して構いません。)
4 技能の継承や後進者の育成に関して意欲を持って活動する意思及び能力がある方。
ものづくりマイスター(+DX)の認定要件および対象分野
次の4つすべてに該当する優れた技能、経験を有する方をテックマイスターとして認定しています。
なお、テックマイスターは、ものづくりマイスター又はものづくりマイスター(+DX)に統合されました。
1 ものづくりマイスターの認定要件に該当する方
2 DX・IT関連の資格及び講師経験がある方
3 DX・IT技術利活用の実績がある方
4 NC機等の利用の実績がある方
ものづくりマイスター(IT部門)の認定要件および対象分野
次の3つすべてに該当する優れた技能、経験を有する方をものづくりマイスター(IT部門)として認定しています。
なお、ITマスターは、ものづくりマイスター(IT部門)に統合されました。
1 以下のいずれかに該当する方
(1) 技能検定(ウェブデザイン)1級技能者、ITSS(※)のスキル習熟度レベル4以上に相当する情報技術関連の資
格を有する方
(2) 技能五輪全国大会の競技職種のうち、ITネットワークシステム、ウェブデザインの成績優秀者(銅賞以上)
(3) 技能五輪国際大会の競技職種のうち、業務用ITソフトウェア・ソリューションズ、ウェブデザイン、ITネットワ
ークシステム管理、グラフィックデザイン、クラウドコンピューティング、サイバーセキュリティ、モバイルアプリケ
ーション開発、3Dデジタルゲームアートの成績優秀者(敢闘賞以上)である方
2 対象職種に関する実務経験が、(1)の認定基準に定める資格取得、入賞者の時点から3年以上ある方
3 対象職種に関する実技指導経験が、(1)の認定基準に定める資格取得、入賞等の時点から3年以上ある方
((2)の実務経験期間と重複して構いません。)
4 技能の継承や後進者の育成に関して意欲を持って活動する意思及び能力がある方
※ ITSSのスキル習熟度レベル
経済産業省が定めている個人のIT関連能力を職種や専門分野ごとに明確化・体系化しIT人材に求められるキャリア(職業)を示した指標。
ものづくりマイスターの認定・登録について 厚生労働省リンク |